メイク・ザット・チェンジ:世界を変えよう マイケル・ジャクソン - 精神の革命家、そのメッセージと運命
著者:ソフィア・パーデ & アルミン・リジ
訳:長谷川圭、セイヤーン・ゾンターク
2020年1月刊行
A5判 931ページ 上製 5,800円(+税)
ISBN978-4-9909696-0-8
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マイケル没後10周年に放つ、天才音楽パフォーマーであり精神の革命家としてのマイケル・ジャクソン、待望の本格評伝です。10年におよぶ徹底したリサーチを通じて浮かび上がってきた、マイケルの死にまつわる謎の核心に迫る著者たちの気迫に満ちたタッチに、思わず息を呑んでしまいます。そして、マイケルが私たちに伝えようとした真実のメッセージ。それは、この世を支配する勢力がどんなに邪悪なものかを伝えるメッセージ。私たちが変わり、そして世界を変えなければ、この世は終わってしまう。だから、まだ穢れを知らない子供たちの魂を守ろう。きれいな世界を子供たちに渡そう。著者たちは、そんなマイケルのメッセージを、彼の音楽と詩を読み解くことによって、そしてマイケルという現代の「救世主」の真の姿を通じて、私たちに伝えてくれます。読み応え十分の930ページ。どんなミステリーよりも一気に読んでしまうマイケル・ジャクソン評伝の最新決定版です。
目次
日本の読者へ
まえがき
序章
第1章 世界が泣いた
第2章 マイケル・ジャクソンの生涯
第3章 誰も知らない世界的スターの素顔
第4章 長い試練の始まり
第5章 メガスターへの道
第6章 エリテマトーデスと白斑を抱えながら
第7章 孤独と「ヒョウ人間」
第8章 家族、友情、偽りの友人
第9章 天才とその仲間たち
第10章 集中、瞑想、インド
第11章 いたずら王
第12章 天才、平和大使、博愛主義者
第13章 子供たちや貧しい人々のために
第14章 ネバーランド・バレー・ランチ
第15章 マイケルと命の魔法
第16章 理想の女性像と実際に出会った女性たち
第17章 マイケル・ジャクソンと3人の子
第18章 教育、芸術、読書
第19章 マイケルの精神性と考え方
第20章 人生の目的とメッセージ
第21章 エネルギーのぶつかり合い
第22章 マイケル・ジャクソンが音楽業界で権力を握るまで
第23章 ATVカタログの買収
第24章 1991年・1992年、ライバルと陰謀
第25章 1993年、チャンドラー事件
第26章 『許されざる黒さ』
第27章 マフィアに狙われたラトーヤ・ジャクソン
第28章 マイケル・ジャクソンが陥った苦境、ソニーが差し伸べた手
第29章 世界的なネガティブ・キャンペーンにも負けずにナンバーワン
第30章 差別との闘い
第31章 アル=ワリード王子とキングダム・エンタテインメント
第32章 人類にとって絶好の機会とその破壊
第33章 マイケル対ゴリアテ
第34章 新しいアドバイザー、新しい問題
第35章 マイケル・ジャクソンを欺いたマーティン・バシール
第36章 悪魔のたくらみ――裁判までの道のり
第37章 世紀の裁判
第38章 児童虐待疑惑の黒幕
第39章 ジャーメインの計画と『少年愛と白い肌の真実』
第40章 裁判後のマイケル・ジャクソン
第41章 2006年末、アメリカへの帰還
第42章 包囲網
第43章 コンサート契約の裏側
第44章 マイケル・ジャクソンの死の直前に起こった出来事
第45章 なぜAEGはマイケルを守らなかったのか?
第46章 マイケルの体調と突然の死
第47章 最後の数日
第48章 2009年6月25日の真実
第49章 マイケルの死にまつわるさらなる不審点
第50章 マーレー医師だけの責任?
第51章 マイケルの死について、公式発表以外にまだ何かある?
第52章 2002年7月7日の遺書は本物か?
第53章 「ファミリー・トラスト」と遺書に関するさらなる重要な疑問
第54章 「遺書」はマイケル・ジャクソンの財産を救ったか?
第55章 ジャクソンきょうだいの最後の反撃と「帝国」の力
第56章 新たな虐待非難――あいかわらずのばかばかしい主張
第57章 エステートはMJのカタログ持ち分をソニーに売却する
第58章 「全ては愛のために(It’s all for Love)」
エピローグ
付録1 英国、オックスフォード大学でのスピーチ
付録2 マイケル・ジャクソン、ドナルド・トランプ、そしてメディア
付録3 マイケル・ジャクソンって、誰?
解題 安冨歩
謝辞
原注
参考文献
写真資料
索引
著者プロフィール
ソフィア・パーデ & アルミン・リジ
ソフィア・パーデ(1962年生まれ) :リトグラフ作家、ヨーガ指導者、声楽家。1987年から2008年までセミプロのシンガ ーソングライターとして活動。現在、閲読者、中堅出版社のメデイア担当に従事。ユダヤ・キ リスト教およびインドの経典の研究を特別な趣味としている。
アルミン・リジ(1962年生まれ) :バラモン教修道僧。ヨーロッパとインドのバラモン教修道院で18年間の修行し、その間サ ンスクリット経典および東西の神秘思想の研究に従事し、サンスクリット文学から20以上 の作品の(英語からドイツ語への)翻訳に協同参加。1999年からフリーの作家、講演者、 およびスピリチュアル・アドバイザーとして活動。詩集(3冊)、精神・哲学的なテーマや現 代社会のパラダイム変換についての基礎研究としての著書(9冊)がある。
ウエブサイト:armin-risi.ch
長谷川圭 (ハセガワ ケイ) (翻訳)
高知大学卒業後、ドイツのイエナ大学でドイツ語と英語の文法理論を専攻し、1999年に修士号取得。同大学での講師職を経たあと、翻訳家および日本語教師として独立。訳書に『樹木たちの知られざる生活』(早川書房)、『カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberはなぜ世界のトップに立てたのか』(集英社)、『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』(角川書店)、『ポール・ゲティの大富豪になる方法』(パンローリング)などがある。
セイヤーン・ゾンターク (翻訳)
翻訳家;上智大学外国語学部ドイツ語学科、同大学院博士課程単位取得退学、ドイツルール大学ボーフムにて言語学分野で学術博士号取得。上智大学講師、茨城大学教授を経て、同大学名誉教授。